高齢なうさぎのうさんぽについて

うさぎ界隈では、うさぎの散歩を略して、うさんぽといいます。うさんぽってかわいい言い方ですよね。

うさぎは、捕食動物なので、基本、犬のように散歩はいりません。かといってかごの中にずっと閉じ込めているのも運動不足になり、骨粗鬆症になってしまううさぎもいますので、部屋のなかとかをできるだけ、散歩させるようにするといいと思います。
うさぎは散歩をさせなくてもいいですが、やっぱりかわいいうさぎと晴れた日、一緒に外で遊びたいもんですね。

今は、中央牧草センターなど、うさぎが安心してあそべる場所がちょっとずつできているようですので、そこでうさんぽできたら、安心安全で、うさぎや人間も楽しめるかと思います。

ただ、長い間、うさぎと関わってきて、注意するべき点は、ここ最近、うさぎも人間や犬猫と同じぐらいに医療が発達してきて長生きするうさぎが多くなってきたのですが、そのせいか、高齢なうさぎも元気にうさんぽする姿をみることがおおくなってきました。

しかし、残念ながら、高齢のうさぎのうさんぽは、非常に危険です。やはり、うさぎにとっては、外にでるということは外敵がたくさんいるところ、緊張し、疲れがひどくでるようで、うさんぽしたあとに、なくなってしまう高齢なうさぎもよくみます。

うさぎは、病気を隠す動物です。外からみたら、問題なく元気にいるようにみえますが、どこか体の中に病気をもっているうさぎが多く、それが外に連れ出したら、疲れて急激に悪化することが多いようです。

もちろん、かわいい家族と一緒に思い出をつくるのは、とても大事なことかと思いますが、長生きするために、高齢なうさぎのうさんぽは、控えるべきかなと思います。皆さんのかわいいうさぎが長生きしてくれるのを心より願っております。